川村 陽介 さん
創業260年の伝統に裏付けられた技術で、新製品「NEO落雁」を開発、販売開始した(有)亀谷堂(千葉県成田市)。濃密な戦略策定、取材・執筆・撮影など、制作の舞台裏について常務取締役・川村陽介氏にお話を伺いました。
川村制作している人がどのような考えでやっているのかを、しっかりと確認したいと思いました。また、過去に菅谷さんが作られたホームページもチェックしましたが、各社のUSP(ユニーク・セリング・プロポジシヨン)が出ているので、伝わってくるものが違かったんですよね。それが一番ですね。
川村やはり集客が一番の目的ですから、そのための手間は全然、苦には思いませんでしたね。コンセプト策定のための「7つの質問」についても、昨年のゴールデン・ウィークのころに取り組みまして、かっこいいことを書こうとせずに、頭に浮かんだことを箇条書きで書いてまとめていったという感じです。
菅谷さんから提示された「5つの選ばれる理由」、コンセプトは、当社の強みについて自分たちでは表現できなかったことを端的にまとめられていて、それは驚きでしたね。それが第一印象です。
川村普段、菅谷さんと話している感じで、スムーズに進行しましたね。何もストレスや苦痛に感じることがありませんでした。自然体で臨むことができたのですが、それは中小企業にとって大事なこと。大手さんですと、USPの策定も演出がかったり大げさになってしまうと思うのです。
お客様も人間ですから、「人間対人間」のイメージを表現していかないと、いけませんね。ホームページ以外の話もたくさんしましたね。私がちょうどランチェスターを勉強し始めた頃で、菅谷さんの根底にもランチェスターがあったので、非常に話が合いましたね。私も知識として色々と新たなものを入れられた記憶がありますね。
川村実際に使ってみて、ブログの延長のような操作で使いやすいですね。いろいろな選択肢がある中で、コスト的にも使いやすさという点でも一番良い方法でスマホ版サイトも構築できたという感想です。
川村アナログ的な思いが伝わるホームページに加えて、アフターフォローの点がいいと思いますね。
私のモチベーションが落ちているときに、「菅谷さん、そんな感じなんですけど」と問いかけると、すぐに返事が返ってくる。そのようにホームページ制作会社にはあまりないようなアフターフォローもしっかりやっていただいています。
番組内で紹介された直後は注文が殺到したり、菅谷さんから教えていただいたマスコミ対策が奏功したり、アメブロ、YouTubeなどの露出拡大作戦もジワジワと効果が出ています。
川村洋菓子に負けない魅力あふれた「落雁」を、またスタンダードな菓子の地位を取り戻して、海外にもこの和菓子の素晴らしさを知ってもらう努力をしたいですね。
(2013年3月14日)