中川 重次 さん
水戸市でパチンコ店向けPOPデザインを行う「(有)メディアセレクト」。インターネット黎明期からホームページ活用に取り組み、社長自身が制作の経験を持つユニークな会社だ。ネットの仕掛け人・中川社長に聞いてみた。
中川会社の広報宣伝を目的に1996年ごろに開設しました。その当時は企業のホームページ開設率も低かったので、取り組みとしては早かったですよね。最初は私自身が独学で制作をしました。ホームページ制作の情報が乏しかったので、パソコン関連の本に掲載されていた(ホームページ制作の)練習問題などをやりながらHTML言語を覚えていきました。不具合を解決することが逆に楽しくて前向きに取り組めましたね。
中川当社でもパチンコ店向けPOPデザインを手掛けておりますが、同じデザイン業務でもホームページのデザインは異質なんですね。ですので、「餅は餅屋」だと思いホームページのプロであり、実績のあるアームズさんにお願いしようと思った訳です。
中川そうですね。さきほど申し上げたパチンコ店向けPOPデザインを行う「(有)メディアセレクト」と、出力ショップの「(有)あーとぴあ」のふたつの会社を経営しているので、そのふたつが整理されないままでいたのが悩みだったのです。そこで今回、二つのサイトを各々独自ドメインを用いて制作して、ふたつのブランドをホームページ上でも区別して表現しようと思ったのです。
中川あきっぽい性格なのに不思議と続いていますね(笑)。はじめようと思ったキッカケは顧問税理士のサイトでやはりその税理士さんが日記をつけているんですね。その日記に載っている日々の写真がとても新鮮に感じたんですね。ということは自分の日常を見つめなおすことで新たな発見があるはずだと思い、リニューアルを機に社長日記「やる気まんまんエチャホー日記」を始めました。
中川先日、病気をして入院したときに日記を数日休んだのですが、心配してくれる人がいるんですね。毎日、日記を見てくれているんでしょうね。また勉強会のメンバーで名刺交換をしただけの人も、たまに会うと「日記、見てますよ」と声をかけてくれます。思いもよらない人が見ているんですね。今では、見ている人のためにも毎日書かないといけない、という気持ちで書いています。良いプレッシャーになっています。書くのはだいだい夜中ですね。
中川もちろん社員も見ていますし、目の前でテレがあって社員をほめられないときも、日記の中でなら平気でほめられる。すると社員のヤル気も出る。好循環ですね。また、先日は入社試験の面接で受験者から「社長の日記を毎日、見ています」と言われ、驚きました。取引先の方々も日記の中で積極的に取り上げるようにしていますので、登場いただいた方々からは喜ばれますね。コミュニケーションには役立っているのではないでしょうか。
中川制作実績のコーナーを通して普段の仕事ぶりを分かってもらえるようですね。「論より証拠」ということでしょうか。能書きでいくら説明しても品質・サービスの良さは伝わりづらいと思うのです。やはり私たちの力量を説得力ある伝え方をしようとすると、実績を通して表現するしかないんですね。そうした意味で、アクセス者に印象を与える内容になったのではないでしょうか。
中川すごいと思いました。プロデューサーを中心に豊富な人脈・ネットワークを駆使して高品質で低価格のデザインを提供してくれた。アームズさんの仕事のスタイルはコンパクトで無駄がない体制で、これからの時代のやり方なのだと驚きました。もちろん、当社もデザインに携わっている者としてそうしたアームズさんのスタイルを応用させてもらいたいと考えていますね。
中川日々のアクセス向上のための対策を行いたいです。掲載情報としてはホームページ上での販売も視野に入れて内容を充実させていきたいと考えています。もちろん、制作実績もコンテンツの要ですから重視していきたい。企業にとりITというツールをどう使うかが大切ですので、ビジネス企画とITを総合的に考えて事業展開していきたいと考えています。
(2005年4月27日)